医療機器紹介「超電導1.5T MRI撮影装置」

ファニメディック動物医療グループでは、ファミリー総合動物病院の移転・開院と共にMRI撮影装置を導入しました。

MRI(Magnetic Resonance Imaging)は、核磁気共鳴画像法と言い、磁気と電磁波、水素原子の動きを利用して体の内部の情報を画像にする方法です。
超電導とは使用している磁石の種類、1.5T(テスラ)とは磁石の強さを表しています。

MRIはCTやレントゲンとは違い、頭蓋骨や背骨の影響をほとんど受けないため、脳や脊髄の状態の正確な把握が可能です。
放射線を用いていないため、被曝の心配もありません。

実際には以下のような状況でMRI検査を行います。

《けいれん発作を起こした場合》

診断結果:脳腫瘍

・急に立てなくなった場合

診断結果:椎間板ヘルニア

この他にも、脳腫瘍や脳梗塞などの脳の病気や、脊髄腫瘍、脊髄損傷、神経圧迫などの脊髄の病気の診断に有用です。
ただし、MRI検査では動きがあると画像が乱れ、正確な診断が困難になるため、基本的に全身麻酔が必要となります。

検査を希望される際にはご相談ください。