今回は実際に千葉どうぶつ総合病院で行われた、免疫介在性溶血性貧血(IMHA)の症例についてご紹介いたします。
基本情報(患者情報および状態の所感)
- 犬種:パピヨン
- 年齢:6歳
- 性別:雄
- 体重:2.5kg
- 主訴:他院にて免疫介在性溶血性貧血(IMHA)と診断され、輸血を目的として受診
実例(検査~治療までのプロセス)
検査所見
血液検査
・PCV13.7%、血液塗沫で球形赤血球が60%以上
以上より免疫介在性溶血性貧血(IMHA)と診断し、輸血治療を実施した。
輸血治療
- 即時輸血を実施
- 免疫グロブリン、ステロイド、免疫抑制剤を投与