診療紹介「輸血医療」

ファニメディック動物医療グループでは輸血医療を行っています。
輸血医療とは、動物の体内をめぐる血液を補充することで行われる治療です。

写真はイメージです

血液は動物の体の中を常に循環しており、酸素や二酸化炭素、栄養分、老廃物を運ぶことで体の機能を維持しています。
血液は、赤血球、白血球、血小板という3種類の細胞成分と、血漿という液体成分で構成されています。

この血液全体や一部の細胞、液体成分に溶け込んでいるタンパク質、血を固めるために必要な凝固因子といった成分が、失われた、もしくは不足した場合に血液を投与するのが輸血医療です。

輸血医療では、不足している血液の成分を補うことで、状態の改善を目指します。
具体的には、大量の出血が起こった場合や赤血球が壊れた場合(溶血)、血液が作られなくなった場合(造血異常)、血液が固まらなくなった場合(凝固異常)などで輸血医療が必要となります。